【ラ・リーガ マッチレビュー】Jornada 7 UD Las Palmas vs Real Betis

カナリア諸島での試合にしてはベティスサポーターも多め。

ラス・パルマスがホームにベティスを迎える。

 


キリアンはラ・リーガ出場150試合。

試合前には記念の額縁を受け取った。

 


スタメン。

ラス・パルマス

 

エッスゴがスタメンを掴んでおりピボーテで出場。

左ラテラルにシングラーフェン。

 


ベティス

 

前節と形は似ているがメンバーを4人変更。

 


1分 モレイロが3人を引き付けて内側にドリブル。

ルックアップして裏に抜けたファビオ・シルバにスルーパス

早速GKと1vs1を作ったがシュートはルイ・シルバにセーブされた。

ジョレンテがモレイロに対して体が正面を向いていて、裏への対応が遅れてしまった。

 


9分 ラス・パルマスのビルドアップ。

エッスゴから、ファビオ・シルバに縦パスが入る。

キリアンを経由してオーバーラップしたビチへ。

ビチが右の大外をキャリーしてクロス。

DFラインの裏へ送り込んだボールにモレイロが合わせて先制。

小さな展開から大きく広げてゴールに繋げた。

 


ラス・パルマスのビルドアップは4-2-3-1の形。

右ウイングのラミレスは内側に搾ってきてライン間で受ける役割も担う。

 


ベティスもフォルナルスが同様に搾って受ける。

21分 左サイドでプレスから逃れると中央にポジションを取ったフォルナルスへ展開。

ルイバルのオーバーラップを待って大外へ。

ルイバルのシュートを弾いたこぼれ球をディアロがシュートしたが枠外。

シレッセンは体勢を崩していて決定機だったがシュートをふかしてしまった。

 


ルイバルはオーバーラップでチャンスに繋げている。

29分 ロ・チェルソとのワンツーで抜け出し、クロス。

ディアロが飛び込んだが合わず。

 


32分 今度はペローが大きく空いたサイドの裏に飛び出しクロス。

ディアロが頭で落としてアブデがボレーシュートを放ったが、ムニョスがブロックした。

 


ファビオ・シルバは裏抜けに長けた選手だが、ポストプレーも厭わない。

37分のジョニーを背負って反転し、前進に繋げたシーンなどはシュートに繋がりそうな場面。

 


38分 ルイバルからの縦パスに、斜めの動きでフォルナルスが抜け出してDFラインをブレイク。

ロ・チェルソがニアゾーンで受けて前を向き、マイナスでフリーになっていたロカにラストパスを送ったが、シュートは枠外。

 


双方若干間延びしていて、スピード感がある訳では無いが簡単に前進を許している展開。

 


44分 サンドロ→マクバーニ

サンドロはピッチに座り込んで負傷交代。

 


47分 セカンドボールをミドルサードで拾ったジョニーがライン間のフォルナルスへ。

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フォルナルスがディアロの裏にスルーパスを送ると、ロ・チェルソと共にGKと2vs1を作って最後はロ・チェルソがゴール。

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前半終盤にベティスが追いついた。

フォルナルスはアルベルト・モレイロの後ろで上手くボールを受け、飛び出したムニョスノハイゴヘスルーパスを通した。

 


前半を同点で折り返す。

全体的に間延びしている分どちらも一定回数のチャンスを作り出している。

 


後半。

 


46分 シングラーフェン→ベニート

 


ベティスは左右で攻撃の作り方が異なる。右サイドでユニットを組むロ・チェルソ、フォルナルスとは違い、左サイドではアブデがアイソレーション気味の配置。

 


ラス・パルマスはビルドアップでエッスゴが効果的な動き。

横パスを横を向いて受けて相手を引き付け、縦に逃げるムーブが上手く、これで何度もプレスを回避している。

 


ミドルシュートでも脅威。

65分にモレイロからフリーで横パスを受けると思い切り右足を振り抜いている。

 


64分 ディアオ→バカンブ

    ロカ→アルティミラ

 


ラス・パルマスは左ラテラルとして起用されたベニートが攻撃で味を出せている。

インサイドを取るモレイロと呼応するように縦に抜けるので、ベティス守備陣は苦戦。

 


またベティスはライン間の対応が遅れていて、斜めのパスでモレイロ、キリアン、マクバーニに多くボールが入ってしまうため守備で前に出れない。

DFラインが若干ひくく、後ろからプレスをかけられないのも痛手。

 


74分 エッスゴ→ペヒーニョ

    ファビオ・シウバ→ハビ・ムニョス

   アブデ→チミー

 


81分 ルイバルがフォルナルスからの横パスを受けるとスルスルとキャリー。

50mほど運んでバカンブに横パス。

バカンブは前を向いてシュートを放ったが、ボールはポスト直撃。

 


ルイバルは攻撃で推進力を見せている。

 


82分 ロ・チェルソ→ロサーダ

83分 アルベルト・モレイロ→ヤヌザイ

 


ラス・パルマスは相手のピボーテの後ろにボールを入れれているが、サイドへの展開が少ないためにあまり相手を広げられていない印象。

手数をかけない攻撃が淡白さに繋がっている。

 


結局後半はゴールなし。

同点で試合は終了した。

 


ラス・パルマスは3試合ぶりの勝ち点獲得。

未だ勝利はないが、ライン間を有効利用した攻撃など若干の改善を見せた。

 


ベティスは敵軍よりも多くのチャンスを作ったがもったいないシュートミスが多かった。

来週明けにはデルビが待ち構えている。

コンディションを上げていきたいところ。

 


Árbitro  サンチェス・マルティネス

観客動員 22722