【ラ・リーガ マッチレビュー】Jornada 1 Espanyol vs Real Valladolid

昇格組同士の対決。昨季はコパ・デル・レイでも対戦があり、エスパニョールの2勝1分けだ。これは昇格組の宿命で、どちらも戦力をいくらか引き抜かれている。

バジャドリードはタレガ、エスクデロ、モンチュ、イスラエルサラザールなどが退団。

エスパニョールは得点王のブライスワイトが退団。

 

ブライスワイトの退団劇はなかなか見応えのあるものだった()

メディカルチェックに参加した約2時間後に、自ら契約解除金を支払って退団。

前代未聞である。

さすがスポーツ界富豪ランクに入っているだけの男だ。

 

試合はバジャドリードのホームだ。

両軍のスタメン。

 

 

バジャドリードは4-1-4-1の形。タレガのポジションにはハビ・サンチェスが入った。

アーセナルから貸し出されているエストニア人の22歳、カール・へインがゴールを守る。

 

 

エスパニョールは4-4-2。セビージャからレンタルのアレホ・べリスが先発。

 

バジャドリードはアマトが仕掛けではキーマンになる形に見える。カルロス・ロメロを引き付けて、ルーカス・ペレスのスペースを作るプレーもするなど万能だ。守備は4-1-4-1で構え、底にチュメルトが入る。

 

 

 

先制はバジャドリード

パスミスを拾ったアマト・エンディイエが前に残り気味だったラウール・モロの前のスペースにパスを出すと、ラウール・モロはドリブルからカットイン。シュートはディフェンスにあたってゴールに吸い込まれた。

 

28分にはプアドが持ち運んで相手の間を通すスルーパスからエルヒラリの折り返しでCKを獲得。このようにプアドは引いて受ける場面もある。これにはセントラルのボヨモが積極的にアタックしに行く。

 

エスパニョールは組み立てはエル・ヒラリを残す3バックで、ホセ・ガルシアが底。ポル・ロサーノが補助に入る。カルロス・ロメロは積極的な攻め上がりを見せる。前進のためにトップの選手がボールを引き受けに下がってくることが多い。守備は4-4-2でセットする。

 

47分にはアマトのキープでチャンスを作り、ルーカス・ロサのクロスに再びアマトが頭で合わせるがゴールならず。

 

57分ペレミジャ→カルドナ

  ポル・ロサーノ→アレックス・クラル

 

クラルはボールにいい形で絡み、狭い局面でもワンタッチで縦パスを入れるなどチュメルトよりも良いように写った。

 

両者カウンターを打つ展開が続く。アマトは大外のラウール・モロまで見えていることが多く、良いチャンスを作ることにつながっていた。アマラーも中盤で時間を作ることが出来る。

 

62分ハビ・サンチェス→スタンコ・ジュリッチ

ジュリッチは早速セットプレーのボールに飛び込んだがギリギリ触れず。

 

サイドでモロがボールを持つと、ロサが内側を走る動きを見せるなど、バジャドリードは左右にボールを持てる選手がおり攻撃のバリエーションがもてそう。

 

69分アマト→ビクトル・メセゲール

70分アマラー→イバン・サンチェス

70分アレホ・べリス→アントニウ・ロカ

  アルバロ・テヘホ→イルビン・カルドナ

エスパニョールはクラルを中心にボールを回し、75分にはロカのキープからカルドナのシュート。

 

78分ホセ・グラヘラ→アルバロ・アグアド

 

80分にロサの持ち上がり、スルーパスからプアドも枠外。

 

82分エライ・チュメルト→ダビド・トーレス

   キケ・ペレス  →チュキ

2人共バジャドリードの、下部組織上がりの選手だ。

 

しかしこの後はエスパニョールが猛攻。

ミドルサードから積極的にロングボールを入れゴールに迫る。ラウール・モロは体力が限界のようでシラが代わりに守備に入る。

エスパニョールは攻め続けたがファイナルサードで違いを見せられず試合終了。1-0でバジャドリードが勝利した。

両者カウンターの持ち上がりでミスをしてしまうシーンが何度があり、勿体ない場面があった。

両者とも若いチームなのでこれからに期待したい。

 

エスパニョールはやはりブライスワイトが消えた影響が大きいか。セグンダでは質の高さを見せて昇格を決めたがプリメーラではあまり質で上回ることが出来ない。特にビルドアップに拘っている訳でもなさそうなのでカウンターを決め切る力が大切になる。ロサの持ち上がりやプアドのチャンスメイクには可能性を感じたので2人の躍動に期待したいところだ。

 

エスパニョールは前線のタレントに注目。ラウール・モロとアマト・エンディアイエの両翼はプリメーラでも脅威になれそう。アマラーが攻撃に絡むと良い形が作りやすいように見えるので、自分たちの時間を作れるようにしたい。シラも斜めの抜け出しは評価できる。まだプリメーラでのゴールは無いが爆発したいところだ。途中出場のダビド・トーレスは人を意識しすぎな場面があったが今後の出場機会で修正したい。

 

PICKUP

アマト・エンディアイエ(VLL)

久保建英とも同僚経験がある28歳のセネガル人。昨冬マジョルカから加入し、9試合で5ゴールを挙げた。この試合ではモロとともに攻撃の軸となった。自らの身体のキレもいいが、周りを活かすプレーや、スペースを作る動きも出来ていた点が高評価。イスラエルサラザールの抜けたバジャドリードでは絶対的な主力になりそう。

 

 

Datos

Árbitro パブロ・ゴンザレス

観客動員22027