大勝を飾った日本代表vsバーレーン戦の次の夜。
報道ステーションでハイライトが流れていたのだが内田篤人氏からびっくりの解説。
「ポケットに侵入するとチャンスになりやすい」
一語一句合っている訳では無いけど発言内容はこんな感じ。地上波でポケットについて言及されることに驚いた。
別に私はたくさんの日本人に戦術的な教養を得て欲しいと思っている訳ではない。
スペインサッカーが好きなのはもちろん戦術的に優れているのもそうだけどやっぱり文化として根付いているというところにある。
文化として根付けばきっと見る側の教養も上がってくるはずだと信じている。
ふと野球と比較してみる。
例えば送りバント。(送りバントは噂によると全然意味ないらしいが。)
西武ライオンズの平良選手は自身のYouTubeチャンネルの配信で、「バントでプレッシャーを感じる場面はあるか」という質問に対して、「ランナー1・2塁とかだったら嫌っすけど」と答えていた。
「バントを1・2塁の状況でされたら嫌かもしれない」らしい。
例えば野球解説が試合中にこんなことを言う。
2塁にランナーがいる状況ですから○○選手は右打ちを意識したいですね。
すると観る人はこう思う。
「なるほど打席内容がゴロだとしてもランナーを3塁に進めるとチャンスが拡大するな。」
多くの日本人は野球で送りバントやチームバッティングについて急に語られても理解出来てしまう。
当方野球は見る専門だが、こんな話を野球未経験者が理解することは絶対に出来ないと思う。
文化が根付いれば、戦術(送りバントやチームバッティングを戦術だとするかは謎)についてもと自ずと理解してしまうのではないか。
そんな仮説が自分の中にある。
野球の文化が根付いていて、他のスポーツも一定の人気がある日本でサッカーが文化として受け入れらる日が来て欲しい。