バレンシアとジローナの第6節。
過去対戦は4勝4敗と全くの五分。
去年だけでいうとジローナがシーブンタブルを果たしている。
メスタージャの北スタンドの上部にはリーガ20チームの旗が掲げられていた。
全クラブ通じて始めてみたが、メスタージャだけなのだろうか。
バレンシアのスタメン。
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— Valencia CF (@valenciacf) 2024年9月21日
前節に45分間出場したバレネチェアがチャンスを掴む。
ジローナは中2日での試合。
前の試合はCL。PSG相手に0-1で敗戦している。
そのため、メンバーも落とし気味。
ジローナのスタメン。
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— Girona FC (@GironaFC_ES) 2024年9月21日
ウインガータイプの選手を使わず、アスプリージャとダンジュマをサイドに置く。
試合はジローナがボールを持ち、バレンシアが構える展開。
バレンシアの4-4-2のブロックに対して、3バックの形でボールを動かす。
左ラテラルのブリントはピボーテ位置から2列目まで幅広くプレー。
ミゲルよりも立ち位置は低めだが、展開量やバランスを取る点では優秀。
内がブリント、外がダンジュマと完全に分かれている左サイドとは異なり、右サイドはアスプリージャとソリスが内外を入れ替えながらパスコースを作る。
バレンシアは1列高い位置のハビ・ゲラが広く顔を出す。
ボールを受けるとターンの意識が高くベクトルを前に向けている。
基本はサイド攻撃で深さをとって押し込む。
ラテラルの後ろなどへのボールも多め。
25分 ティエリがヘディングで繋いだボールにロペスが抜け出し、ゴールライン際からクロスを上げたがガッサニーガに止められている。
ゴール前でのバレンシアの守備はかなりよく、しっかり縦を切れているので持たれはしても、シュートは打たせていない。
33分 大外に開いたダンジュマがファーへ巻いたクロス。
ママルダシュヴィリがキャッチしたが、足元での突破が難しい中で打開策を見出そうとしている。
42分 大外のティエリがディエゴ・ロペスへワンタッチパス。
ブリントと入れ替わるような形で受けるとクレイチと正対しながら運んで横のゲラへ。
ゲラがワンタッチで前に出てシュートモーションに入ったが、寸前のところでファンペがカバーした。
前半はスコアレスで折り返す。
お互い枠内シュートは0本で、攻撃がちぐはぐな感じ。
後半。
48分 ビルドアップをハイプレスで封じて前線でボールを奪うと、ペペルからリオハへ。
リオハが縦に持ち運んでクロスをあげるとダニ・ゴメスが飛び込んだがクリアされた。
49分 ジローナの右サイドでの組み立て。
ブリントが中央で受けると、ダンジュマを裏に走らせる。
正確なフィードを通して、ダンジュマはシュートを放ったがママルダシュヴィリがセーブ。
56分 再び前線でバレンシアがビルドアップのボールを奪うとペペルからリオハへ。
DFラインの手前で受けたリオハが左足でミドルシュートを放つと、フアンペに当たってゴール。
バレンシアが先制。
58分 クレイチからブリントへの縦パスがカットされる。
ボールを奪ったペペルから、ダニ・ゴメスはパスを受け取ってミドルシュート。
再びフアンペの足に当たってコースがズレ、ゴールに吸い込まれた。
バレンシアが同じような展開から、2分で2ゴール。
ペペルは2アシスト。
62分 アベル・ルイス→ミズーイ
オリオル・ロメウ→ヤンヘル・エレーラ
63分 大外のアスプリージャが内側に持ち出して、ニアゾーンへスルーパス。
中央からエレーラが抜け出してクロスをあげようとしたが、タレガがブロックした。
アスプリージャは内側のカットインから様々な選択肢を見せる。
アスプリージャ75分にも同じような形でミズーイの裏を取っている。
68分バレネチェア→ギジャモン
バレネチェアは負傷交代。
ジローナはボール支配率を高く維持するが、危険なゾーンにボールを入れれていない。
78分 ミオフスキ→ストゥアーニ
79分 ソリス→ファン・デ・ベーク
ダンジュマ→ブライアン・ヒル
ダニ・ゴメス→ジェルマン・バレラ
ティエリ・コレイラ→フルキエ
88分 リオハ→セルジ・カノス
ゲラ→アンドレ・アルメイダ
ジローナは終盤、主力組も投入し反撃を測ったが最後までゴールできず。
68%の支配率を誇ったがシュートは8本に留まり、零封。
新戦力のアスプリージャは伸びしろがあって面白そうな選手
バレンシアは遂にリーガ初勝利。
相手のコンディションが悪かったとはいえ、守備からいい攻撃に繋げた。
完封勝利も自身にしたい。
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