【ラ・リーガ マッチレビュー】Jornada 6 Deportivo Alaves vs Sevilla FC

5節で劇的な敗北を喫したアラベスはホームにセビージャを迎える。

 


メンディソロサは雨。

 


スタメン。

アラベス

 


ブランコ、グリディがベンチスタートで、ストイチコフジョアン・ジョルダンがスタメン。

 


セビージャ。

 

左ウイングで高パフォーマンスを見せているエジュケはベンチスタート。

ペケをウイングで起用。

 


アラベスジョアン・ジョルダンをCBに落としてゲバラを、ボールの出口に設定する3-1のビルドアップ。

最後列が幅をとることによって、前進を容易にし、サイド攻撃に繋げていく。

 


前半早々にイサークが負傷。

変わってイヘアナチョが入る。

14分 イサーク→イヘアナチョ

 


セビージャは3-2のビルドアップ。

カルモナを最終ラインに残し、ペドロサを二列目のインサイドに。

サウールとアグメがボールの出口となる。

 


セビージャの後ろ3枚はかなり距離が近く、アラベスは4人で相手5人を見ることが出来ている。

アラベスは2列目の2人にジョアン・ジョルダンゲバラマンマーク

SHとFWで後ろの5人を見る形。

 


17分 アラベススローインの流れから。

テナグリア、ジョルダン、テナグリアと繋ぐ。

大外のテナグリアがグラウンダーのクロスをあげる。

するとゴールエリア角あたりでカルロス・ビセンテが反応し、ダイレクトでシュート。

これがゴールに突き刺さり、アラベスが先制。

ニーランは意表を突かれた形。

 


19分 シベラのフィードで、サラスが処理にもたつくと、トニ・マルティネスが掻っ攫ってそのままボレーシュート

枠外だったが惜しいシーン。

 


22分 セビージャのボールを奪ったテナグリアがハイラインの裏にボールを送り込む。

ビセンテが抜け出すと、マイナスに居たトニ・マルティネスに落としてクロス。

インスイングのクロスにファーでストイチコフが合わせる。

ニーランは掻き出そうとしたがゴールラインを超えた。

しかしビセンテのところでオフサイド

得点は取り消しに。

 


セビージャは狭いスペースにボールを通して展開しようとする。

29分には相手の間を上手くついて、クサビと落としを利用して展開。

クロスからペケがシュートを放った。

 


40分 長い縦パスがカルモナに入ると、リュケバキオに展開して再びカルモナ。

PA外からクロスを上げて、イヘアナチョがシュートを放ったが防がれた。

 


2列目にボールが送られるとチャンスになるが、基本的には上手くいっておらず、ミドルサードでカットされる場面が多い。

擬似カウンターのような形でチャンスを伺っている。

サイドに展開できると、リュケバキオはボールを運べるのでCKなどを獲得できている。

 


47分 CKからアラベスのカウンター。

ビセンテが抜け出して、ペドロサに追いつかれたところで正対。

攻め上がりを待ってクロスをあげるとトニ・マルティネスがシュートを放った。

得点にはならなかったが、アラベスは保持される場面が続きながらもカウンターでチャンスを生み出そうとしている。

 


前半は1-0で終了。

支配率はセビージャが圧倒しているが、チャンスはアラベスの方が多そう。

 


後半。

50分 ソウから大外のリュケバキオへ展開。

リュケバキオは正対しながらPA内まで侵入すると、マヌ・サンチェスに加えてダブルチームを組みに入ったゲバラの股を抜いてカットイン。

巻いたシュートを放ったがサウールに当たって枠の外に飛んだ。

 


52分 アラベスのカウンターでトニ・マルティネスとニャンズが競る。

これをトニ・マルティネスが制すと、PAないで倒されるもノーファウル。

 


イヘアナチョは3列目の選手が降りてきたタイミングで降りてきてボールを受ける。

2列目の選手はマンツーマンでディフェンスされているため効果的にボールを展開できる。

イサークに近い役割をこなす。

 


59分 競ったボールのこぼれ球を拾ったソウが左に膨らんで抜けたペケに展開。

ペケのクロスはイヘアナチョにギリギリ届かずも、ファーのリュケバキオへ。

リュケバキオはサウールに折り返しを送るとサウールがあわせた。

しかしこれはシベラのパラドン

 


60分 シベラのパントキックを、ペドロサが処理をミスすると、ビセンテが体を入れて奪う。

ビセンテゴールライン際からのクロスに合わせたストイチコフのシュートはバーに防がれるも、そのボールがマルティネスにあたってゴール。

セビージャのミスでアラベスが追加点。

 


62分にもロングボールの処理に回ったペドロサからストイチコフが体を入れてボールを奪ってシュート。

GKとの1vs1の場面だったが、ここはニーランがセーブ。

ペドロサがかなり狙われている。

 


66分 アグメ→エジュケ

    ペドロサ→バルコ

 


エジュケは投入後から積極的な仕掛け。

67分にはカットインからシュート。

 


69分 ソウ→グデリ

    ニャンズ→バテ

 


71分 ストイチコフ→グリディ

    ゲバラ→ブランコ

 


76分 マルティン→レバック

    トニ・マルティネス→キケ・ガルシア

 


セビージャはサイドチェンジなども使って攻め込む。

80分にはリュケバキオが一気にエジュケまで飛ばしてチャンスを作った。

エジュケはバルコと2人のユニットを組んで突破を図ったが、ブランコの素早い戻りに阻まれた。

 


83分 サウールが中央から右に逃げる。

右にドリブルしながら、マヌ・サンチェスの足を止めると、リュケバキオへバックカットパス。

完璧なスルーパスを合わせると、リュケバキオが左足でファーにシュート。

素晴らしいコースを狙ったゴールで1点差に。

 


アラベスは後半開始あたりから、プレスラインを下げている。

ビルドアップを高い位置で防ぐ機会は減ったが、ウイングに対してダブルチームをつける場面が増えた。

 


89分 ジョアン・ジョルダンモウリーニョ

5バックにして逃げ切りを図る。

 


アラベスはこのまま逃げ切って勝利。

支配率は34%と苦しい試合が続いたが、攻撃が冴えた。

 


Pickup

ナウエル・テナグリア(ALA)

昨年に続き、セントラルが足りないアラベスの台所事情によりセントラルでの起用もあるが本職はラテラル。

力強いプレーでチームを支えている。

好調のビセンテと内外を分け合うサイド攻撃は安定感があり、1アシスト。

交代で入ってきたドリブラー、エジュケに引けを取らなかった。

 


Árbitro  アルベロアロハス

観客動員 16538