【ラ・リーガ マッチレビュー】Jornada 7 RC Celta vs Atletico madrid

セルタは前節のアスレティック戦に続き強豪との試合。

 


アトレティコは次戦にデルビを控えており、勢いに乗りたい。

シーズン未だ負け無し。

 


スタメン。

セルタ。

 

ミンゲサが怪我で欠場中。

カレイラが先発。

 


アトレティコ

 

シメオネが出場機会を掴みつつある。

 

 

 

9分 マンキージョからカレイラへのバックカットパスでシメオネの裏を取る。

最終ラインをブレイクしたカレイラはダイレクトでマイナスの折り返し。

スウェドベリに合わせたがシュートは流れてしまい枠外。

 


アトレティコのビルドアップは4-4-2の基本形は崩さずも、コケは盛んにセルタFWの手前に降りてくる。

ボールを長く保持しながら相手の出足を伺う。

ル・ノルマンはコンドゥクシオンの判断が良い。

 


アトレティコはサイドでフリーを作るために、後ろの選手が前の選手を押し出すようにしてフリーを作り出す。

中盤の選手が少ないことを活かしたムービング。

 


セルタのビルドアップは3-4-3を保った形。

スタルフェルトがしっかりと角度を作るので、3バック間では上手くボールを回せている。

 

 

 

アトレティコの4-4-2ブロックはスライドをしっかりするので、ピボーテの片方をベルトランのマークに押し出せる。

この守備は割と効果的。

 


また、左から右へサイドが変わりそうな時に、カレイラのポジションにギャラガーが飛び出して牽制をかけることで序盤はセルタの自由なパス回しを防いでいる。f:id:Ver_laliga_Japon:20241123023038j:image

 

 


その対策として、セルタはベルトランを落とす。

またマンキージョが幅をより広く取る。

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そうすることでギャラガーにベルトランと、マンキージョの二択を突きつけ、容易に飛び出させないようにしている。

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これは割と上手くいっていて、右サイドへはスムーズにボールが入っている。

 


24分の、ソテロがジョレンテの背後でパスを受けたシーンはパスミスになったが、チャンスに繋がりそうなシーン。

 


30分 マンキージョから大外のカレイラの足元へパス。

カレイラがシメオネを剥がしてくろすをあげると、アスパスがニアでヘディング。

枠外だったが、カレイラが何度か突破からクロスを上げている。

 


また、セルタは何度かカウンターのチャンスになりかけているが、アトレティコ帰陣の方が早いので決定機にはならず。

 


41分 大外のカレイラからインサイドのアスパスへ。

ポストのイグレシアスがキープすると再び、マイナスでフリーになったアスパスへ。

PAライン辺りからニア目掛けてシュートを放ったがオブラクの守備範囲。

カレイラから再三チャンス。

このシーンではベルトランの列落ちが上手く作用していた。

 


前半は0-0で終了。

後半。

 


後半序盤にはアトレティコはハイプレスも敢行。

同数でプレスをかけられると、高さで劣るセルタはロングボールでボールを手放してしまい、アトレティコにボールが渡る展開に。

 


54分 コケ→フリアン・アルバレス

 


56分 ミドルサードでセカンドボールの競り合いを制したセルタ。

後ろ向きのイグレシアスから、ソテロ、大外のスウェドベリと繋いでクロス。

大外のカレイラの折り返しにイグレシアスがあわせたがオブラクがパラドン

決定機だったがまたもオブラクに阻まれる。

 


65分 セルロート→デ・パウル

 


70分 スウェドベリ→アルフォン

    マンキージョ→ハビ・ロドリゲス

スウェドベリは前への動きもポストもどちらも高水準でこなしており、かなりコンディションが良かった。

 


73分 ハーフレーンのアスパスから、ハビ・ロドリゲスを超えて大外のカレイラへ。

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パスをスルーしてそのままニアゾーンに走るハビ・ロドリゲスにスルーパスを送ると、クロスにイグレシアスが飛びこんだが、若干マイナスに入ってしまいシュートは合わず。

オブラクにキャッチされた。

 

セルタはこの3人での崩しを好む。

 


76分 イグレシアス→ドゥビカス

 


アトレティコはDFラインか、相手のベルトランや、ソテロの外側のスペースへ縦パスが入るようになって、シュートが増えている。

 


82分 モリーナのパスを高い位置でマルコス・アロンソインターセプト

相手を引き付けて外側のアルフォンへ。

アルフォンは1タッチ目のキックフェイントで相手を交わし、フリーでシュートを打ったが枠外。

ショートカウンターでもチャンスを作っている。

 


84分 アスパス→モリバ

 


88分 5バッグ気味になったアトレティコの3センターの脇にハビ・ロドリゲスが侵入。

相手を引き付けて、外に流し、カレイラがクロス。

ファーのアルフォンの折り返しにハビ・ロドリゲスが飛び込み合わせたがこれも枠外。

再三のチャンスを決められず。

 


89分 左から右へ展開し、ペナ角のグリーズマンがファーポストへ低めのクロス。

セルタのDF陣が届かないボールはファーポストでアルバレスが合わせネットを揺らす。

先にネットを揺らしたのは終始ペースを握られていたアトレティコ

アルバレスは今シーズン2ゴール目。

 


セルタは最後まで攻め続けたがゴールは生まれず。

試合はアトレティコが逃げ切り、ウノゼロの勝利。

 


アトレティコは2本目の枠内シュートで得点を決め、デルビへ弾みをつけた。

セルタは敗れこそしたがアトレティコ相手に胸を張れる結果。

内容はすこぶるよく、あとはゴールだけという試合だった。

 


Árbitro  ガルシア・ベンドゥーラ

観客動員 21533