【ラ・リーガ マッチレビュー】 Jornada 2 RCD Certa vs Valencia CF

1節を素晴らしい試合で取ったセルタはホーム開幕戦。

バライードスにバレンシアを迎える。

 


スタメン。

セルタ。

ミンゲサは左ウイング。

 


バレンシア

 

 


加入組のリオハがベンチ入り。

CBは若いコンビ。

 


セルタがボールを動かす展開。

3-2-5の形でボールを動かす。

スウェドベリはかなりライン間でボールを受けることが出来る。

またそこで前向きにもなるので相手のブロックを押し下げる。

 


しかし14分。

CKのこぼれ球がラファ・ミルの元に落ちると、ラファ・ミルがノールックで浮き玉を蹴る。

それが運良くディエゴ・ロペスの元に届き、ディエゴ・ロペスが頭で叩き込んで先制。

 


18分 サイドでボールを受けたティエリが自分で運んで裏ミンゲサを裏街道のような感じで交わしてそのままシュートを打つ。

これはビジャールの正面も1人でシュートチャンスを作った。

 


バレンシアは両ラテラルが高く張り出すスタイル。

ドブレピボーテとセントラルでビルドアップをする。

セントラルは2人とも若いが、コンドゥクシオンや、ポジションの取り直しは基礎に忠実でしっかりと出来ている。

 


23分 バレンシアのプレスを回避しつつボールを繋ぐセルタ。

アスパスがPA角でボールを受けると、ロブパスをファーに送る。

これに反応したのはミンゲサ。浮き玉のボールを走りながら右足で華麗なボレー。

年一レベルのゴラッソを叩き込んで同点に追いつく。

 


25分 アスパスが自陣からキラーパス

左足で向いたパスはスウェドバリに届く。

対面のモスケラを2回剥がしてシュートを打つが枠外。

2回剥がされたといえどモスケラの対応も見事。

重心を揺さぶられても機敏にターンしてシュートコースを限定していた。

 


28分 セルタが逆転。

ミンゲサがボールを持つと、セントラルの間を走るアスパスに完璧なスルーパス

これをアスパスがしっかり決めて二点目。

アスパス以外の2人のストライカーの動きも良かった。

スウェドベリとドゥビカスがそれぞれ開きながら走ったことでモスケラとヤレクの間が空き、アスパスとボールの通り道ができた。

 


バレンシアはなかなかボールを奪うことが出来ない。

これはセルタがしっかりと斜め後ろのパスコースを用意できていることに依存。

ピボーテやサイドCBがボールを持ったところで、バレンシアのFW陣が背中で1人を消しても、それ以外のコースを必ず作る選手がおり、サイドを変えることによってプレスから逃れている。

 


またセルタは大外の選手にボールが入るところでインサイドの選手が裏への動きを見せるので大外で詰まることを回避している。

 


41分 ヘススバスケスが相手の背中をついた裏のボールに抜け出す。ビジャールを交わすがシュートまでは至らず。

 


前半アディショナルタイム セットプレーをクリアしようとしたドゥロがハンド。

PKを献上。

しかしアスパスが蹴ったペナルティはママルダシュヴィリがセーブ。

追加点のチャンスを逃す。

 


前半は2-1とセルタがリードして折り返す。

試合もセルタペース。

 


後半。

 


58分 スウェドベリが横断ドリブルでブロックの前を横切る。

カットインするがヤレクのいい対応。

しかしその後ヘスス・バスケスがGKに返そうとしたのをミスしてしまいCKを献上。

 


そのCKのこぼれ球をフラン・ベルトランがハーフボレー。

完璧な軌道のゴラッソ。

60分にセルタが追加点。

 


62分 ハビ・ゲラ→ルイス・リオハ

 


65分 スウェドベリ→バンバ

    ドゥビカス→ボルハ・イグレシアス

 


74分 ハビ・ロドリゲス→スタルフェルト

ハビ・ロドリゲスは相手の足を止めながらボールを運ぶプレーが多くあった。

内側へのドリブルもするので同サイドでつまるプレーが少ないのが円滑なビルドアップの一因に。

 


77分 ティエリ・コレイラ→フルキエ

    ディエゴ・ロペス→テホン

    ウーゴ・ドゥロ→ゴメス

 


セルタは押し込まれる展開が長くなってきたが、決定機には至らせていない。

重要なところでしっかりクリア出来ている。

 


87分 アスパス →ドゥラン

 


セルタはインサイドのプレイヤーが動的に動く。

ライン間でボールを受けることもできるし、斜め外に抜け出して深さをとるプレーもできる。

 


バレンシアは4-4-2からペペルをピボーテに置いて攻撃の枚数を増やしていく。

終盤にはボールを握る時間をかなり増やしたがゴールには至らず。

 


終盤にはセルティスタもウェーブをする余裕。

セルタが3-1でバレンシアを下した。

セルタは今季トップレベルに注目すべきチームになっている。

 


Pickup

イアゴ・アスパス(CEL)

チームの顔は今年は前半からフル稼働。

PKは止められてしまったが、シャドーのポジションでチャンスメイクからフィニッシュに至るまで躍動。

今季が終了した時にどれほどの数字を残せるのか今から楽しみ。

 


Árbitro ホセ・ムヌエラ

観客動員 23519