【ラ・リーガ マッチレビュー】Jornada 19 Deportivo Alaves vs Girona FC

アラベスは12月にコパで4部相手にPKの末敗戦。

今日が年始最初の試合となる。

ジローナも、同じ2回戦で同じ4部相手に同じくPKで敗れており、境遇が似ている。

 


スタメン。

ジローナ。

クリスマスの前節から、アスプリージャ→ヤンヘルのところだけ変更。

 


アラベス

守護神のシベラが手を骨折。

1ヶ月の負傷期間入で、セカンドGKのオウォノがスタメン。

 


ジローナは5バックから3バックに変則的な動き。

アルナウを、ボールの出口に据え中央に動かす。

最後列はクレイチ、ダビド・ロペス、ブリントで、ウイングにミゲルとヒル

アラベスはグリディを残す4-4-2で守る。

プレスラインは中盤くらいで、ジローナのゆっくりとしたボール保持に合わせた守備。

 


アラベスも同様に3バックに可変。

テナグリアが責め上がりを自重し、マヌとビセンテがワイドレーン。

ブランコが1列下がることもあるが、その際にはテナグリアが幅を取り、グリディが下がり目、ビセンテが内寄りと合理的なポジションを取れている。

 

 

 

30分 ジョアン・ホルダン→ゲバラ

    カルロス・マルティン→コネクニ

アラベスは前半でふたりが負傷する異常事態。

33分 ミゲル・クディエレス→ダンジュマ

ジローナも前半で負傷交代が発生。

 


37分 アラベスショートカウンターでチャンス。

背中向きでパスを受けたクレイチからグリディがボールを奪うと時間を作ってマイナスのブランコへ。

ブランコがダイレクトでクロスをあげるとコネクニが飛び込む。

シュートは枠を外すが、アルナウがコネクニの背中を押したとしてペナルティ&アマリージャ🟨。

しかしVARで判定が覆りノーファウル。

アマリージャも取り消された。

ジローナは命拾い。

 


46分 アブカルのコントロールミスでファン・デ・ベークへボールが渡りカウンター。

左を駆け上がったダンジュマへパスを送ると、ダンジュマはワンタッチ目でスライディングしたテナグリアを交わしてニアを狙ったシュートを放ったが枠外。

 


前半はスコアレスで終了。

アラベスはクロスボールを何度も入れることが出来ているが、ガッサニーガにキャッチされることが多い。

ハイクロスが多いことも原因。

 


後半。

46分 イバン・マルティンオリオル・ロメウ

ロメウが明確にピボーテの位置に入ったので、アルナウは少し自由な役割をこなすように。

 


アラベスは後半序盤からビセンテが裏に抜け出すアクションを多用。

少し下がって受けたビセンテに左ラテラルのブリントがプレスをかけると、横パスで逃げて裏へランニング。

49分のシーンでは、横のブランコがパスを受けると、グリディとのワンツーで時間を作って裏へスルーパス

クレイチがスライディングでクリアしたが、プレスを反転させることが出来ている。

 


アラベスはサイドでボールが入った時に、真横のパスコースを上手く使えている。

ウイングがボールを持つと、ラテラルか、インテリオールが縦に抜けることでジローナのSHを押し下げて横パスのコースを空けている。

グリディは柔軟なポジショニング、幅を取ってのプレーもあり、ビセンテを前線に押し上げている。

 


63分 CKからアラベスのカウンター。

ブランコが時間を作って、中央から右に走ったビセンテへスルーパス

ブリント、ロメウはスピードで後手を踏むのでPAまで侵入すると、ファーを目掛けたクロス。

クロスは正確でコネクニの足元まで届いたがシュートをミートできず。

大きく枠を外してしまう。

ジローナの守備陣にスピードで優るアラベスはカウンターを多発してゴールを脅かしている。

 


70分 アベル・ルイス→ストゥアーニ

    ファン・デ・ベーク→ツィガンコフ

ツィガンコフは坊主になって登場。

72分 キケ・ガルシア→トニ・マルティネス

77分 ブライアン・ヒル→ジョン・ソリス

 


85分 ヒヤリとする場面。

オウォノがバックパスを受け取ってフィードすふと、プレスをかけていたストゥアーニに直撃。

あわやゴールのシーンとなった。

 


90+1分 右に広がったアルナウと、ファン・デ・ベーク、ヤンヘルで陣地を進める。

アルナウが少し浅い位置から左足でクロスを入れる。

精度は悪かったがムサ・ディアラが処理をミス。

後ろにいたジョン・ソリスの元にボールが渡ってしまう。

ジョン・ソリスはゴールに押し込むだけだった。 アディショナルタイムにジローナが先制。

アラベスは勝ち点を奪えそうだっただけに最悪の失点。

選手、スタンド全員が頭を抱えた。

 


90+2分 マヌ・サンチェス→ビジャリブレ

 


結局アラベスは最後までネットを揺らせず。

唯一の被枠内シュートがゴールに結びつく不運ぶり。

得点を取るチャンスは十分にあったが決めきれなかった。

 


ジローナはボールを支配したがシュートに結びつけるシーンがほぼなかった。

 


Árbitro マテオ・ブスケツフェレール

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