【ラ・リーガ マッチレビュー】Jornada 3 Real Sociedad vs Deportivo Alaves

今シーズン最初のバスク同士対決。

ラ・レアルがアノエタにアラベスを迎え撃つ。

ハビ・ロペスはさっそくの古巣対決。

アラベスにはラ・レアル出身の選手も多数在籍。

 

スタメン。

ラ・レアル

ハビ・ロペススタメン。

 

アラベス

ユニホームめっちゃかっこいい。

 

ラ・レアルは4-1-2-3でのビルドアップ。スベルティアのコンドゥクシオンが素晴らしい。パチェコも足元に優れたセントラルだ。スビメンディなスタメンに戻ってきて、ビルドアップの精度は上がっている。グリディがスビメンディ番を務めるが、会えて近づく、離れるなどの動きで味方にスペースを提供することが出来ている。

 

4分にはベッカーが左大外でボールを持つと、セルヒオ・ゴメスガニアゾーンラン。オヤルがニア、ブライスがファーに流れると、マイナスクロスに合わせたのは久保。シュートはミスとなるが完璧なクロスを作った。

 

ラ・レアルは割と縦に早い動きを見せる。ブライスやセルヒオ・ゴメスはライン間で構えることが多いが、それを囮に前線の選手が積極的に裏抜けする。

 

28分にはオヤルサバルにレッドカード。

ベナビデス改めプロテソーニの足を踏んだ形なのだが、試合の流れにおいてはレッドカードをだすようなシーンではなく、本人、ファンが納得いかないのも当然だろう。文脈が無視され、切り抜き動画になってしまうVARの特徴が出た。実況の倉敷氏は結果の重大性を重視したのだと分析。

 

ラ・レアルはここから4-4-1で守備。

数的不利となったが、先制はラ・レアル。

クリアボールを拾った久保建英が仕掛けて相手を引きつけるとスビメンディに引き渡す。サイドのセルヒオ・ゴメスにパスを渡すと、彼のグラウンダークロスをファーでブライス・メンデスが合わせた。

ブライスはお腹にボールを抱えるパフォーマンスで祝福。

 

しかしその後はアラベスがボールを持てる形。

ビジャリブレが35分までにパチェコスベルディアの両セントラルのイエローカードを誘発したがこれが功を奏するか。

アラベスは数的有利になってからはミドルサードまでは自動的に進めるようになった。攻撃陣に創造性のある選手を入れるなどしたい。

 

前半アディショナルタイムにCKのチャンス。

スベルディアがアブカルのシャツを引っ張ってしまいPKを献上。スベルディアは既にイエロー持ちだったが退場はなし。

このPKを昇格請負人、ビジャリブレが右に落ち着いて決めた。

 

前半は1-1で終了。

46分 パチェコマルティン

   プロテソーニ→ストイチコフ

後半からストイチコフ投入。

ストイチコフは早速ミドルシュートでゴールを脅かしている。そして早速イエローカード

 

ラ・レアルは攻撃を数的不利で行わなければならない中で、久保建英が中へのドリブルで複数人の相手を引き付けていく。スビメンディもアンカーの役割にとどまらずワンツーで突破を図る。50分にはミドルシュートを見せる。

 

ラ・レアルは4-4-1のミドルブロックを組み、DF陣へのプレスはしない。よってアラベスは後半も中盤まで自由に運ぶことが出来る。

 

DFラインを下げたことで、中盤へのプレスがかからなくなり、ライン間にもボールが入る。

53分 グリディからライン間のストイチコフにボールが入ると、アーリークロスにビジャリブレが頭で合わせた。

枠外だが、シュートまでの形はきれい。

 

ディアロは前試合よりも改善が見られ、斜め内側へのランニングでレバックへのパスコースを開ける動きを習得。

 

63分 ムサ・ディアラ→マヌ・ロドリゲスと交代。

   ビジャリブレ→キケ・ガルシア。

 

66分ベッカー→サディク

サディクはオフシーズンに問題を起こした(?)が挽回なるか。

 

70分アブデ・レバック→トニ・マルティネス

トニ・マルティネスは新加入。

 

72分 スベルディアがボールの処理にもたついたところをトニ・マルティネスが奪い、シュートまで持ち込む。

コースは悪くなかったが、レミロのパラドン

 

77分 ビセンテがサイドに持ち込むとPA角からクロス。

これに合わせたトニ・マルティネス。

相手にあたったボールをもう一度蹴りこんでゴール。

アラベスが逆転する。

ラ・レアルはビセンテのところで制限がかからなかった。

 

81分 ブライス・メンデス→パブロ・マリン

   スベルディア→トゥリエンテス

   セルヒオ・ゴメス→オラサガスティ

 

ラ・レアルは後半なかなかシュートに至らない。

サディクの強引なシュートがあったくらいか。

 

90+分 ビセンテ→ブランコ

 

91分 マヌ・サンチェスのクロスにキケ・ガルシアがヘディング。

マイナス気味になったクロスにラ・レアルは対応できずもシュートは枠外。

 

ピボーテに入ったトゥリエンテス。ラインを超えるパスなどもみられ今季が楽しみ。

しかしアディショナルタイムまで攻め込めず試合は2‐1でアラベスが勝利。

ラ・レアルは低調な出だし。

 

アラベスバスク対決に勝利し今シーズン初勝利。

 

Pickup

トニ・マルティネス(ALA)

加入後すぐの試合でいきなり結果を残した。

キケ・ガルシアと2トップを組み、シュート三本。

ゴールシーン以外にもGKがレミロでなければ入っていたであろうシュートもあり、決定力も高そう。

キケ・ガルシアやビジャリブレとどう棲み分けをしていくのか楽しみ。

 

審判 ホセ・サンチェス

観客動員 32220